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パーキンソン病のリハビリにピラティス|徳島で理学療法士が解説

パーキンソン病のリハビリにピラティス|徳島で理学療法士が解説

朝、布団から起き上がって、さあ歩こうとした最初の一歩。その一歩が、なぜか前に出ない。「頭では歩こうとしているのに、足がついてこない」——そんな感覚に、戸惑ったことはありませんか。

徳島の街は坂道や段差が多く、新町川沿いの遊歩道を散歩するにも、ちょっとした不整地を越えていく場面が出てきます。以前は何でもなかったその道のりが、最近は少し億劫になってきた。歩幅が小さくなった気がする。「表情が硬い」と家族に言われた。文字が小さく書きにくい。パーキンソン病とともに過ごす方や、そのご家族から、私たちはこうした声をよく伺います。

「薬は飲んでいる。でも、これでいいのだろうか」。その問いの先に、運動という選択肢があります。この記事では、徳島県徳島市でパーソナルピラティスを提供するPilates & Conditioning Relizeの理学療法士が、パーキンソン病と運動・リハビリの関わり、そしてピラティスという選び方についてお話しします。

パーキンソン病とは?運動が大切な理由を理学療法士が解説

パーキンソン病とは、脳内で「ドパミン」という神経伝達物質が減ることで、体の動きにさまざまな不調があらわれる進行性の病気です。手足のふるえや動作の遅さが代表的で、高齢化にともない患者数は増えてきています。原因のすべては解明されていませんが、症状の特徴は次の4つによく整理されます。

主な症状あらわれ方
安静時振戦(しんせん)じっとしているときに手足がふるえる
無動・寡動(かどう)動作が遅くなる、最初の一歩が出にくい(すくみ足)
筋固縮(きんこしゅく)筋肉がこわばり、関節の動きが硬くなる
姿勢反射障害バランスを崩しやすく、転びやすくなる

治療の中心は薬物療法です。ただ近年は、これと並んで運動療法の大切さが広く認められるようになりました。2018年に改訂された日本神経学会の「パーキンソン病診療ガイドライン」では、太極拳やダンス、LSVT BIGといった運動の有用性が示されています。体を動かすこと自体が、症状とうまく付き合っていくうえで欠かせない要素だと考えられているのです。

薬は飲んでいる。それでも動きにくい——その“ギャップ”の正体

薬が効いている時間帯と、効きが切れてくる時間帯とで、動きやすさが変わる。これはパーキンソン病でよく見られる「日内変動」によるものです。

服薬を続けていても、一日のなかで「今はよく動ける」「今は体が重い」という波が出てくることがあります。薬の効果があらわれている状態を「オン」、効きが弱まった状態を「オフ」と呼ぶことがあり、このオン・オフの波に生活のリズムを乱される方は少なくありません。「さっきまで歩けていたのに」と、ご本人もご家族も戸惑われることがあります。

「薬を増やせば解決するのでは」と思われるかもしれません。けれど、薬の調整は主治医が慎重に判断する領域であり、薬だけですべてが整うわけではないのも実情です。むしろ、動かさないでいる時間が長いほど、関節や筋肉のこわばりは進みやすくなります。使わない体は、動きにくいほうへと少しずつ傾いていく。だからこそ、薬と運動は車の両輪だとよく言われます。

リハビリは続けられる。それでも「動く機会が足りない」という現実

パーキンソン病は、医療保険のリハビリを期間の上限なく続けられる病気です。ただし受けられる回数・時間には限りがあり、「もっと動きたいのに足りない」と感じる方が多くいらっしゃいます。

一般に、病気やケガのリハビリには医療保険上の日数の上限があります。ところがパーキンソン病は、国の制度のうえで「先天性又は進行性の神経・筋疾患」に位置づけられ、この上限の対象から除外されています。つまり診断がついていれば、日数で打ち切られることなくリハビリを続けられます。ここは、骨折や腰の手術後のリハビリとは事情が違うところです。

「では、何が問題なのか」。鍵は“量”にあります。上限を超えてリハビリを続ける場合、受けられるのはおおむね月13単位(1単位20分)まで。週に1回、20〜40分ほどが目安です。回復期の病院で毎日たっぷり体を動かしていた頃と比べると、退院後はどうしても運動量が減ります。維持期になると介護保険のデイサービス・デイケアに移ることも多く、内容は一律になりがちです。

「リハビリには通っている。でも、これで十分なのだろうか」。そう感じたとき、保険のリハビリを補い、その“その先”を支える選択肢として、パーソナルでの運動があります。両者は競い合うものではなく、役割が違うものです。下の表は、その違いを整理したものです。

外来・介護保険のリハビリパーソナルピラティス(補完・その先)
頻度・時間週1回20〜40分が目安通う頻度を自分で選べる
指導担当が替わることもあるマンツーマンで一貫
内容標準的な内容になりやすい体の状態に合わせて個別に設計
主な目的機能の維持「今のあなたに必要な動き」を一緒に探す

どちらが上ということではありません。保険のリハビリで土台を整えつつ、足りない運動量や個別性をパーソナルで補う。そんな組み合わせ方ができます。

なぜパーキンソン病にピラティスが向いているのか|3つの理由

ピラティスは、体幹を支えながら大きく動く運動です。パーキンソン病で起こりやすい「姿勢の崩れ」「動きの小ささ」「こわばり」に働きかけやすいのが特徴です。

ピラティスというと「若い女性が体を引き締めるもの」というイメージがあるかもしれません。けれど、もともとはリハビリテーションの現場から生まれた運動です。マットやマシンで体を支えながら行えるので、バランスに不安のある方でも取り組みやすい。ピラティスを取り入れた研究で、歩行やバランスの指標が改善したという報告もあります。徳島でパーキンソン病の運動を考えるとき、ピラティスが選択肢に入る理由を、3つに分けてお話しします。

理由1:体幹を立て直し、姿勢を支える

パーキンソン病では、体が前かがみに丸まりやすくなります。すると視線が下がり、足も前に出しづらくなる。姿勢の崩れは、歩きにくさやバランスの悪さと地続きです。ピラティスは体の中心、いわゆる体幹を働かせながら動くため、姿勢を支える筋肉に自然と意識が向きます。「背すじが伸びると、こんなに視界が変わるんだ」。そう感じられることは、次の一歩を踏み出す助けになります。

理由2:「大きく動かす」感覚を取り戻す

動作がだんだん小さく、こぢんまりしてくる。これはパーキンソン病でよく見られる変化です。本人は普通に動いているつもりでも、まわりから見ると動きが小さい、ということが起こります。だからこそ運動療法では「意識して大きく動く」ことが重視されます。先ほど触れたLSVT BIGも、まさにこの“大きな動作”に着目したプログラムです。ピラティスでも、マシンのサポートを借りながら関節を大きく動かしていきます。「自分では、こんなに足が上がっていなかったのか」。普段より広い可動域を体で確かめることが、動きの再学習につながっていきます。

理由3:呼吸を整え、こわばりをゆるめる

筋肉のこわばりは、体だけでなく気持ちの緊張ともつながっています。「転ばないように」と力が入りっぱなしになると、かえって動きはぎこちなくなる。ピラティスは呼吸を大切にする運動です。息を吐きながら体をゆるめ、必要なところにだけ力を使う。この「力を抜く」感覚をつかめると、動作はなめらかになっていきます。レッスンのあとに「体が軽い」とおっしゃる方は少なくありません。

「動かしていいライン」を引けるのは、理学療法士がいるから

パーキンソン病の運動でいちばん大切なのは、転倒を防ぎ、その日の体調に合わせて負荷を調整することです。これは医学的な知識があってこそ、安全に引けるラインです。

「動いたほうがいいのは分かる。でも、転んだら怖い」。この不安は、とても自然なものです。パーキンソン病では、すくみ足や姿勢の崩れから転びやすくなることがあり、無理な運動はかえって危険を招きます。さらにオン・オフの波があるため、薬が効いている時間に合わせて運動の内容を決める配慮も欠かせません。

理学療法士は、姿勢・可動域・バランス・左右差をその場で評価しながら、「今日はここまで」という線を見極めます。痛みや異変があれば、すぐに別の動きへ切り替える。こうした判断ができるのは、体の仕組みと病気の特性を学んできた専門職だからです。そして大前提として、運動を始める前には必ず主治医にご相談いただきます。医師の指示を尊重し、その範囲のなかで安全に進めていく。これは私たちが絶対に外さない約束です。

徳島でパーキンソン病の運動に取り組むなら|Relizeのサポート

徳島県徳島市でパーソナルピラティスを提供するPilates & Conditioning Relizeには、神経難病を扱う病院で臨床経験を積んだ理学療法士が在籍しています。

スタッフの脇本は、神経難病の専門病院で2年間、パーキンソン病をはじめとする神経疾患の方々と日々向き合ってきました。「動かしていいライン」を医学的に判断し、不安に寄り添いながら体を整えていく——その経験が、Relizeのセッションに生きています。Relizeは全スタッフが理学療法士です。誰が担当しても、医学的な視点での指導を受けられます。これは徳島のピラティススタジオのなかでも、私たちならではの体制です。

はじめてお越しいただく方には、次のような流れでサポートしています。

  • レッスン前に、姿勢・可動域・バランス・左右差をていねいに評価します
  • その日の体調と薬の効き具合をうかがってから、内容を決めます
  • 「やっていい動き」「避けたい動き」を、ご本人と一緒に確認します
  • ご家族の付き添い・見学を歓迎しています
  • 整形外科や神経内科の主治医からの指示があれば、それを尊重して設計します

マシンが体を支えてくれるので、「自分の力だけ」では難しい動きにも安心して挑戦できます。「あ、こう動けばいいのか」。その小さな発見の積み重ねが、自信につながっていきます。

想像してみてください——何年先も、自分の足で

想像してみてください。新町川沿いの遊歩道を、家族と並んでゆっくり歩く休日。阿波踊りの季節に、沿道で音に合わせて手を動かす夜。孫の手を取って、近所の坂道を一歩ずつのぼっていく午後。

体は、年齢や病気とともにあっても、動かし方しだいで変わっていく余地を持っています。すべてが元どおりになるわけではありません。それでも「今日はこれができた」という小さな実感は、たしかに明日への力になります。

一人で、あるいはご家族だけで抱え込まないでください。パーキンソン病とともに、それでも自分らしく動ける毎日を。徳島で、その手伝いをさせてください。

よくある質問

Qパーキンソン病と診断されていますが、いつから運動を始められますか?
A

まずは主治医にご相談ください。医師から運動の許可が出ていれば、症状の段階にかかわらず始められます。早い段階から体を動かす習慣をつけておくことが、長く動ける体づくりにつながると考えられています。不安な点は、体験レッスンの際にお聞かせください。

Q薬を飲んでいても、ピラティスを受けて大丈夫ですか?
A

多くの方が、服薬を続けながら取り組んでいます。薬が効いている時間帯(オンの状態)に合わせてレッスンを設定すると、より動きやすくなります。お薬の内容や効き方をうかがったうえで、その日の体調に合わせて内容を調整しますので、ご安心ください。

Q家族が付き添ったり、見学したりできますか?
A

はい、ご家族の付き添い・見学を歓迎しています。ご本人の様子をご家族と共有し、ご自宅でのちょっとした動き方のコツもお伝えできます。送り迎えだけ、見守りだけでも構いません。

Q駐車場はありますか?
A

お車で通いやすいよう、駐車スペースをご用意しています。詳しい場所は、ご予約時にご案内します。

ビフォーアフター・口コミ

実際にRelizeへ通われた方から寄せられた、体の変化やお声をご紹介します。徳島で同じ悩みを抱える方の、参考になればうれしく思います。

Relizeのビフォーアフター

徳島で始めるなら——Pilates & Conditioning Relize

パーキンソン病とともに、何年先も動けるイキイキした身体づくりを。徳島県徳島市のPilates & Conditioning Relizeが、理学療法士の視点でお手伝いします。

  • 店名:Pilates & Conditioning Relize(リライズ)
  • 所在地:徳島県徳島市福島2丁目2-4 山内ビル1F
  • 特徴:全スタッフが理学療法士/完全マンツーマン/入会金なし
  • 神経難病の臨床経験を持つ理学療法士が在籍

ご予約方法

まずは初回の体験レッスンで、今の体の状態を一緒に確かめてみませんか。「自分にもできるだろうか」という不安も、実際に動いてみると景色が変わります。ご予約は下のボタンから承っています。ご家族からのお問い合わせ、主治医に相談中のご検討段階でも、どうぞお気軽にご連絡ください。

寄稿者

脇本 哲汰

脇本 哲汰

ピラティスインストラクター / 理学療法士

理学療法士として神経難病の病院で2年間勤務し、パーキンソン病をはじめとする神経疾患で悩む高齢者のリハビリを担当。姿勢の改善効果があるピラティスに興味を持ち学び、病院での経験を活かしてお客様一人ひとりに合わせた運動プログラムを提案し、トレーニングやコンディショニングまで丁寧に指導します。パーキンソン病など神経疾患へのアプローチ、姿勢改善・ピラティスに強みがあり、怪我のリスクが低い運動で誰でも取り組みやすいレッスンを心がけています。

店舗情報

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Access

店舗アクセス

Relize(福島店)

〒770-0868 徳島県徳島市福島2丁目2-4 山内ビル1F 南側テナント

徳島駅から車で10分

Relize Melt(田宮店)

徳島県徳島市北田宮4丁目3-8

070-9440-2067

JR佐古駅から田宮街道方面へ。店舗前に駐車場3台あり。