玄関の上がり框で、つま先が引っかかってヒヤッとした。眉山のふもとの坂道を、前より慎重に下りている自分に気づく。健康診断のあと、お医者さんから「骨密度が下がっていますね」と言われた——。
骨粗鬆症は、痛くもかゆくもないまま進みます。だからこそ、指摘されて初めて「これから何に気をつければいいんだろう」と立ち止まる方が多いのです。「運動したほうがいいのは分かるけど、転んで骨を折ったら怖い」。その迷いは、とても自然なものだと思います。
徳島県徳島市でパーソナルピラティスを提供するPilates & Conditioning Relizeの理学療法士として、骨粗鬆症とどう付き合い、どう体を動かしていけばいいのかを、できるだけ正直にお話しします。答えを先にお伝えすると、鍵になるのは「骨に適した刺激」と「転ばない体」、この2つを同時に育てることです。
目次
- 1 骨粗鬆症とは?徳島でも他人事ではない「静かな病気」
- 2 なぜ骨粗鬆症が「寝たきり」につながるのか
- 3 「安静にしていれば安全」はむしろ逆効果
- 4 骨と体を守る運動の3つの条件|向いている動き・避けたい動き
- 5 なぜ骨粗鬆症の運動にピラティスが向いているのか|3つの理由
- 6 運動だけじゃない|骨を守る毎日の習慣
- 7 「骨が弱いのに運動が怖い」というあなたへ
- 8 徳島で骨粗鬆症の運動に取り組むなら|Relizeが選ばれる理由
- 9 想像してみてください——自分の足で、行きたい場所へ
- 10 よくある質問
- 11 ビフォーアフター・口コミ
- 12 徳島で始めるなら——Pilates & Conditioning Relize
骨粗鬆症とは?徳島でも他人事ではない「静かな病気」
骨粗鬆症とは、骨の量(骨密度)が減り、骨の中がスカスカになってもろくなった状態のことです。痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進むため、「沈黙の病気」とも呼ばれます。
とくに女性は、閉経のあとに骨を守っていたホルモン(エストロゲン)が減り、骨密度が下がりやすくなります。加齢も大きな要因です。ご本人は今までどおり元気なつもりでも、骨の強さだけは静かに変わっていく。徳島で長く畑仕事や家事を続けてこられた方でも、これは避けにくい変化です。
どんな方が骨粗鬆症になりやすいのか。代表的な要因を整理すると、次のようになります。あてはまる項目が多い方は、早めに骨密度を測っておくと安心です。
| 骨粗鬆症になりやすい要因 | 背景 |
|---|---|
| 閉経後の女性・高齢 | 骨を守るホルモンの減少、加齢による骨量の低下 |
| やせ型・小柄 | もともとの骨量が少なめの傾向 |
| 家族に骨折の経験がある | 体質的に骨がもろくなりやすいことがある |
| 運動不足・日光を浴びる機会が少ない | 骨への刺激やビタミンD不足につながりやすい |
| 喫煙・過度の飲酒 | 骨の代謝に影響すると言われる |
怖いのは骨がもろいこと自体ではありません。もろくなった骨が、ちょっとした転倒で折れてしまうこと。そして、その一度の骨折が生活を大きく変えてしまうことです。
なぜ骨粗鬆症が「寝たきり」につながるのか
骨粗鬆症がこわいのは、「転倒 → 骨折 → 動けない → さらに弱る」という下り坂に入りやすいからです。厚生労働省の調査でも、介護が必要になった原因の上位に「骨折・転倒」が入っています。
とくに太ももの付け根(大腿骨近位部)や背骨(椎体)の骨折は、その後の生活への影響が大きいと言われます。下の表は、なぜ一度の骨折が長引きやすいのかを整理したものです。
| 段階 | 体に起きること |
|---|---|
| 骨がもろくなる | 骨密度が下がり、軽い衝撃でも折れやすくなる |
| 転んで骨折する | 背骨や太ももの付け根を折り、動くのがつらくなる |
| 安静で動かない | 筋肉が急速に落ち、バランスも取りにくくなる |
| また転びやすくなる | 弱った体で次の転倒・骨折を招く「負の連鎖」に入る |
この連鎖のどこかで止めることが、骨粗鬆症と付き合ううえで何より大切になります。背骨を1つ折ると、次の骨折が起きやすくなるとも言われています。だからこそ、「まだ折れていない今」が分かれ道なのです。
この下り坂には、名前がついています。ロコモティブシンドローム——骨や関節、筋肉といった運動器が衰え、立つ・歩くといった移動する力が低下した状態です。日本整形外科学会が提唱した考え方で、骨粗鬆症はその大きな入り口のひとつ。ロコモが進むと、外出がおっくうになり、人と会う機会が減り、心の元気まで小さくなっていく。骨の問題は、いつの間にか暮らし全体の問題になっていきます。
「安静にしていれば安全」はむしろ逆効果
骨がもろいと聞くと、「なるべく動かず、安静にしていたほうが安全では」と考えたくなります。けれど、これは逆効果になりかねません。
骨は、適度な刺激を受けることで強さを保とうとする組織です。宇宙飛行士が無重力で骨量を減らすように、負荷がかからない生活は骨をさらに弱らせます。筋肉も同じで、使わなければ驚くほど早く落ちていく。動かない生活は、転ばない生活のようでいて、実は「転びやすい体」をつくってしまう。ここに、骨粗鬆症の難しさがあります。
とはいえ、なんでも動けばいいわけでもありません。骨がもろい状態では、動き方によっては背骨に負担をかけてしまうこともあります。「動いたほうがいい、でも間違った動きは避けたい」。この一見むずかしい両立こそ、専門家と一緒に整理する価値のあるところです。
骨と体を守る運動の3つの条件|向いている動き・避けたい動き
骨粗鬆症の方に向いている運動には、3つの条件があります。骨に適度な荷重をかけること、バランス力を養うこと、そして体幹と姿勢を整えること。この3つがそろうと、骨を刺激しながら「転ばない体」に近づけていけます。
1つめの「荷重」は、自分の体重を支える動きのことです。骨は、縦方向に体重がかかると、その負荷に応えて強さを保とうとします。水中でぷかぷか浮くだけの運動が悪いわけではありませんが、骨を刺激するという点では、地に足をつけて体を支える動きのほうが向いています。
2つめの「バランス」は、転倒予防の要です。人はつまずいた一瞬に、とっさに足を踏み出したり体を立て直したりして転倒を防いでいます。この立て直す力が、年齢とともに落ちていく。片脚立ちのような練習で、この「とっさの力」を保っていくことが、骨折予防に直結します。
3つめの「体幹と姿勢」は、この2つの土台になります。お腹まわりの深い筋肉がしっかり働くと、背骨が安定し、バランスも取りやすくなる。姿勢が整えば、背中を丸めて重心が前に傾く——という転びやすい立ち方からも遠ざかれます。
一方で、骨がもろい状態では控えたほうがよい動きもあります。とくに背中を強く丸める前かがみや、勢いよく体をひねる動きは、背骨に負担がかかりやすいと言われます。向いている運動と、注意したい動きを整理すると次のようになります。
| 向いている運動・動き | 注意したい動き |
|---|---|
| 自分の体重を支える荷重運動 | 背中を強く丸める深い前かがみ |
| 片脚立ちなどのバランス練習 | 反動をつけた急なひねり |
| 体幹を支えて姿勢を保つ動き | 痛みを我慢して続ける動き |
大事なのは、この「向いている・避けたい」の線引きが、その人の骨の状態によって変わることです。骨密度の程度、過去の骨折の有無、痛みの場所——同じ骨粗鬆症でも、安全に動ける範囲は一人ひとり違います。だからこそ、一般的な「骨粗鬆症にいい体操」をそのまま真似るより、自分の体に合わせて選ぶことが大切になります。
なぜ骨粗鬆症の運動にピラティスが向いているのか|3つの理由
ピラティスが骨粗鬆症の方と相性がいいのは、荷重をこまかく調整でき、バランスと体幹を同時に養え、しかも一人ひとりの安全な範囲に合わせられるからです。「ピラティスは体が柔らかい若い人のもの」というイメージは、実際とはだいぶ違います。
理由1:マシンが体を支え、負荷を細かく調整できる
Relizeで使うマシンピラティスは、バネの力で動きをサポートしてくれます。いきなり全体重をかけるのではなく、「今日のこの方に、これくらいの負荷なら安全」という量から始められる。骨に刺激を入れたいけれど、かけすぎは避けたい。その微妙なさじ加減を、マシンだからこそ整えやすいのです。
床の上での運動だと、起き上がるだけでもつらい方がいます。マシンなら、寝た姿勢や座った姿勢からでも、体を支えられながら動ける。「これなら自分にもできそう」という最初の一歩を、うんと低くしてくれます。
理由2:バランス力と体幹を、同時に育てられる
転倒予防で欠かせないのが、ぐらついたときに踏みとどまれるバランス力と、それを支える体のまんなか(体幹)の力です。ピラティスは、お腹まわりの深い筋肉を働かせながら、姿勢を保つ練習を積み重ねていきます。「足が前に出しやすくなった」「段差でヒヤッとすることが減った」。そう話してくださる方は少なくありません。
バランスは、目・耳の奥の器官・足の裏の感覚など、いろいろな情報を体がまとめて保っています。動きながら「今、自分の体がどこにあるか」を感じ取る練習は、この情報のやりとりを呼び覚ますことにもつながります。
理由3:「動かしていいライン」を医学的に引ける
骨粗鬆症の運動でいちばん大切なのは、その人がどこまで動いていいのかを見極めることです。前かがみを避けたほうがいい方に、うっかり背中を丸める動きをすすめてしまえば、かえってリスクになります。体の仕組みを学んだ理学療法士だからこそ、この線引きができると考えています。あなたに向いている動きと、避けたい動き。それを一緒に決められることが、安心して続けられる土台になります。
運動だけじゃない|骨を守る毎日の習慣
骨を守るには、運動と栄養、そして転ばない環境づくりの3つがそろうと心強いです。せっかく運動で骨を刺激しても、材料になる栄養が足りなければもったいない。逆に、栄養だけ気をつけても、刺激がなければ骨は応えてくれません。
骨づくりでとくに意識したいのが、カルシウム・ビタミンD・たんぱく質です。カルシウムは骨そのものの材料、ビタミンDはそれを体に取り込むのを助け、たんぱく質は骨や筋肉の土台になります。それぞれ、身近な食べものから取り入れられます。
| 栄養素 | はたらき | 多く含む食べもの |
|---|---|---|
| カルシウム | 骨の主な材料 | 牛乳・乳製品、小魚、大豆製品、青菜 |
| ビタミンD | カルシウムの吸収を助ける | 鮭などの魚、きのこ類 |
| たんぱく質 | 骨・筋肉の土台になる | 肉、魚、卵、大豆製品 |
ビタミンDは、日光を浴びることで皮膚でもつくられます。徳島は晴れの日が多い土地です。新町川沿いを15分ほど散歩する、庭先で手入れをする——そんな時間が、そのまま骨づくりに役立ちます。ただし、持病やお薬で食事に制限がある方は、自己判断で増やさず主治医や管理栄養士に相談してください。
もう一つ見落とされがちなのが、家の中の転倒対策です。高齢の方の転倒は、屋外より家の中で起きることが多いと言われます。どんなに体を鍛えても、つまずく環境が残っていれば骨折のリスクは減りません。
| 転びやすい場所 | できる対策 |
|---|---|
| 敷居・カーペットの縁 | 段差をなくす、めくれを固定する |
| 暗い廊下・階段 | 足元灯をつける、手すりを設ける |
| お風呂場・脱衣所 | 滑り止めマット、手すりの設置 |
| 床の上のコード・新聞 | 通り道にものを置かない |
体づくり・栄養・環境。この3つは、どれも今日から少しずつ始められることばかりです。すべてを一度に完璧にする必要はありません。まずは一つ、続けられそうなことから手をつける。その小さな一歩の積み重ねが、半年後、一年後の骨と体の違いになっていきます。
「骨が弱いのに運動が怖い」というあなたへ
「もし動いて骨折したら」。その怖さは、決して大げさなものではありません。私たちも、その不安をないものとして扱うことはしません。
だからRelizeでは、運動を始める前に姿勢・関節の動き・左右差・バランスをていねいに評価します。今の体がどんな状態で、どこまでなら安全に動けるのか。その「安全な範囲」を先に決めてから、少しずつ広げていく。怖さの正体は、たいてい「どこまでやっていいか分からないこと」です。ラインが見えれば、恐怖はずいぶん軽くなります。
レッスン中も、「今の動きなら無理がない」「お腹に力が入ると体が安定する」といった小さな手応えを、一つずつ確かめながら進めます。痛みが出れば、その場ですぐ別の動きに切り替える。無理に押し通すことはしません。この積み重ねが、「動いても大丈夫だった」という自信になっていきます。
そしてもう一つ、必ずお願いしていることがあります。骨粗鬆症の治療で通院されている方は、運動を始める前に主治医へご相談ください。薬や骨の状態の管理は医師の役割です。その方針を土台にしてこそ、運動が安心して活きてきます。
徳島で骨粗鬆症の運動に取り組むなら|Relizeが選ばれる理由
徳島県徳島市でパーソナルピラティスを提供するPilates & Conditioning Relizeは、スタッフ全員が理学療法士です。誰が担当しても、医学的な視点でお体を評価したうえで運動を組み立てます。
すでに圧迫骨折を経験された方、病院でのリハビリを終えて次の行き先に迷っている方も、これまで多くお迎えしてきました。病院のリハビリには日数の区切りがありますが、骨とうまく付き合う体づくりは、その先もずっと続きます。その「その先」を引き受けられることが、私たちの役割だと考えています。骨がもろい方に向き合うとき、大切にしているのは次のような点です。
- 姿勢・関節の動き・左右差・バランスをていねいに評価します
- 骨密度や治療の状況をうかがい、主治医の方針を尊重して設計します
- あなたに「向いている動き」と「避けたい動き」をはっきり決めます
- 1ヶ月ごとに体を見直し、進み具合に合わせてプログラムを調整します
- レッスン以外の、日常生活での体の使い方や転倒対策までお伝えします
マシンが体を支えてくれるので、運動が久しぶりの方でも、無理のない範囲から始められます。レッスンの内容は、お一人おひとりの骨と体の状態に合わせて変わります。すでに骨折を経験された方の体づくりについては、リハビリのページもあわせてご覧ください。
想像してみてください——自分の足で、行きたい場所へ
想像してみてください。孫と手をつないで、段差を気にせず歩ける休日。夏の夜、阿波踊りの熱気のなかを、人混みでもふらつかずに歩けること。行きたいと思った場所へ、自分の足で出かけていける毎日。
骨粗鬆症は、ゼロにできる病気ではありません。それでも、転ばない体づくりでできることは、思っているよりずっとあります。骨の強さを守りながら、動ける体を保っていく。その積み重ねが、「何年先も動けるイキイキした身体」につながっていきます。
骨の心配を、一人で抱え込まないでください。徳島で、あなたの体と一緒に向き合わせてください。
よくある質問
Q骨粗鬆症と診断されましたが、本当に運動していいのですか?
適度な運動は、骨の強さを保ち、転倒を防ぐ体づくりに役立つと考えられています。ただし、骨の状態によって安全に動ける範囲は一人ひとり違います。まずは主治医に運動してよいかを確認し、そのうえで理学療法士など専門家と一緒に、向いている動きから始めるのが安心です。
Q70代からピラティスを始めるのは遅すぎますか?
遅すぎるということはありません。骨や筋肉は年齢にかかわらず刺激に反応すると言われており、始めた時点からできることがあります。Relizeではマシンが体を支えるため、運動が久しぶりの方や体力に自信のない方でも、無理のない負荷から始められます。
Q骨粗鬆症の薬を飲んでいますが、通えますか?
お薬を飲みながら通われている方もいらっしゃいます。治療の方針は主治医が管理するものですので、服薬や骨の状態をうかがったうえで、その方針を尊重して運動を設計します。診断内容やお薬について、ご来店時に教えてください。
Qすでに圧迫骨折をしたことがありますが、通えますか?
骨折の経験がある方も、これまで多くお迎えしてきました。過去の骨折の状況や現在の痛みをうかがい、背骨に負担のかかる動きを避けながら、安全に動ける範囲で組み立てます。骨折後は主治医の許可を確認したうえで、無理のないところから始めます。
Q駐車場はありますか?
お車で通いやすいよう、駐車スペースをご用意しています。詳しい場所は、ご予約時にご案内します。
ビフォーアフター・口コミ
実際にRelizeへ通われた方から、体の変化やお声が届いています。徳島で同じように骨や体の衰えに不安を抱える方の、参考になればうれしく思います(感じ方には個人差があります)。

徳島で始めるなら——Pilates & Conditioning Relize
骨の不安とともに、何年先も動けるイキイキした身体づくりを。徳島県徳島市のPilates & Conditioning Relizeが、理学療法士の視点でお手伝いします。
- 店名:Pilates & Conditioning Relize(リライズ)
- 本店:徳島県徳島市福島2丁目2-4 山内ビル1F
- 2号店 Relize Melt(田宮店):徳島県徳島市北田宮4丁目3-8(JR佐古駅から田宮街道方面、阿波銀行田宮支店のそば・店舗前に駐車場3台)
- 特徴:全スタッフが理学療法士/完全マンツーマン/入会金なし
- 圧迫骨折の経験がある方、骨粗鬆症の治療と並行した運動に対応
ご予約方法
まずは初回の体験レッスンで、今の姿勢やバランスの状態を一緒に確かめてみませんか。「自分はどこまで動いていいんだろう」という不安も、評価を受けてみると整理がつきます。福島の本店と、田宮のRelize Melt。通いやすいほうをお選びいただけます。ご予約は下のボタンから承っています。骨粗鬆症で通院中のご検討段階でも、どうぞお気軽にご連絡ください。
